製品案内

製品Q&A

カンセツ産業株式会社 製品Q&A 一般的な知名度が決して高いとは言えない当社製品ですが、製造現場を中心に実は様々 なシーンで広く活用されています。

そんな当社製品をより詳しくご理解いただくために、お客様からよせられる代表的なご質問を まとめ、簡単な解説と共にご説明させていただきますので、興味がある方は是非一度ご覧い ただき、各製品に対する理解を深めていただければ幸いです。


水平スクラバー

デミスターとして縦型セパレーター(スクラバー)と横型セパレーター(スクラバー)で捕集効率に違いがありますか?

  • 捕集効率に違いはありませんが、飛散してくるミスト量が多い場合、縦型だと、捕集したミストは重力方向の下向き、ガスは上向きと方向が違うため、かち合い状態でガスが流れなくなるフラッディング現象が起こるが、横型だと、縦型フラッディングレベルの5倍のミスト量でも起こらないので、安全運転が可能。

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水平型が、どうして良いのですか?

  • (1)タテ使用も、ヨコ使用も捕集効率は変わりません。
    (2)但し、タテ型で、捕集効率をあげる場合は、目の細かいエルミネーターを使います。この場合、捕集されたミストが液滴に成長し目の細かい充填材中に毛細管現象で保持されます。
    (3)この捕集されたミストが、ガス流速、ガス圧によって再飛散します。
    (4)水平型の場合、慣性衝突で捕集されたミストは、ドレン化して即流下しますので再飛散が非常に起こりにくくなっています。

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縦型スクラバーで起こるという「フラッディング」とはなんですか?

  • 「偏流」、「片流れ」と呼ばれ、縦型スクラバー内の充填材の内部を流れ落ちていく吸収液の流れが使用期間が経過するにつれて、 偏りが生じ、充填材内部でも吸収液が偏っていない方からガスが強く吹き上げていく状態。
    ガスが吸収液に吸収されないで大気放出されてしまうという事態が生じます。

    気液接触を行う吸収塔では、液流速(スプレー噴霧)を一定にしたままガス流速を増加していくと、 図のように圧力損失ΔPが急激に増大する点(P)が現れます。この点をローディング点といい、さらにガス流速を増していくと、 液の流下が不可能になる点(F)が現れます。この点をフラッディング点といい、この時のガス速度をフラッディング速度と呼びます。 吸収塔においては、フラッディング点で操業することは気液接触が望めないため不可能であり、 一般的にはローディング点以下の操業ができるように設計されます。

    水平式スクラバーでは、スプレー水がガスの流れ方向に対して垂直方向であるため、 縦型スクラバーのようにガスの流れと液の流下が干渉しにくくなっているので、フラッディング速度を早くすることが可能になります。


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    一般的にローディング点は、フラッディング点に対して、 ・ラシヒリング:60〜80%
    ・ベルサドル:65〜80%
    ・インタロックス:65〜85%
    ・テラレット:75〜100%


    を適当としており、設計余裕としてこのローディング点の70%程度を見込む場合が多いです。
    (テラレットで言えば、操業点はフラッディング点の50〜70%程度)

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HCl吸収とCl2吸収の違いについて

  • 一般にHClはCl2よりも吸収しにくい。HClは解離度が大きく、水中でも100%近く解離しており、水吸収でもアルカリ吸収でも、HTUは変わらない。 Cl2吸収にはアルカリは必須。HClのHTUが悪いのは、酸霧を形成し、充填塔をスッポ抜けるためである。 また、Cl2吸収で低濃度(数ppm〜数十ppmのorder)まで吸収させるには高いpH(11〜13)での運転が必要になる。 この時、注意しなければならないのは、同時にCO2も吸収されてしまうため、アルカリ消費量が非常に多くなる事と、生成した炭酸塩による系内の詰りである。 なお、低いpHでも吸収は可能であるがHTUがかなり大きくなってしまう。

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HClフォグの除去について

  • 酸霧、HClフォグ、HClヒュームなど呼称は様々ある。上記の通り、吸収プロセスを行っている際にHClが凝縮してHClフォグとなり充填物をスッポ抜けてしまう。 粒径は0.5〜6μmの微細ミストであり、前述の通りKIMREは2μm以上99%捕集である故、これを除去するにはFIBER BED-ME(KOCHに代表されるキャンドル型)やコットレルを使う必要がある。

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静圧とは何でしょうか?

  • 全圧、静圧、動圧とは、気体の流れている圧力について表現します。
    ・静圧:ps (mmAq) 速度の影響を受けない場所での圧力であり、ピトー管では、管壁が測定場所になります。
    ・動圧:pd=γv2/2g (mmAq) 比重γ(kg/m3) 速度v(m/s) 重力加速度g(kg/m3)
    全圧=静圧+動圧(ベルヌーイの定理)
    通常、これらの静圧・動圧はピトー管と云われている測定器で測ります。

    右図1 ピトー管


    動圧がわかれば、管内の流速が逆算されます。
    v=√(2g・pd/γ)
    送風機で使用される静圧は、送風機全圧(送風機出口全圧から送風機入口全圧を引いたもの)から送風機出口動圧を差引いたものになります。

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ブロワの吐出圧力を高くすると(例えば50mmH2O→200mmH2O)、機械的にどのようになりますか?

  • 色々な比較法がありますが、圧力を4倍にするには同じインペラの場合、
    (1)圧力比と回転数比の2乗が比例します。
    (2)軸馬力は回転数比の3乗に比例して大きくなります。
    よって、回転数は2倍、軸馬力は8倍にする必要があります。(例えば0.4kWのものは3.2kWになるので、モーターは3.7kWのものが必要になる)

    但し、一般的には回転数を上げると機械的消耗が激しいので、回転数を上げないために大きいブロワを選定する必要があります。
    よって、設計時に安全を見過ぎると価格の高いブロワになり、見積時に不利になります。

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