製品案内

製品Q&A

カンセツ産業株式会社 製品Q&A 一般的な知名度が決して高いとは言えない当社製品ですが、製造現場を中心に実は様々 なシーンで広く活用されています。

そんな当社製品をより詳しくご理解いただくために、お客様からよせられる代表的なご質問を まとめ、簡単な解説と共にご説明させていただきますので、興味がある方は是非一度ご覧い ただき、各製品に対する理解を深めていただければ幸いです。


デミスター

デミスターとして使用する上で、適正なガス流速はありますか?

  • 1〜3m/sです。圧力損失とデミスターの費用を考えて適正です。 1m/s未満だとデミスター1枚当たりの捕集効率が低く、費用的によくありません。 既存設備の流速が1m/s未満の場合、デミスターは塔径に合わせて設置し、ブランキングシートで1〜3m/sになるよう流速を上げます。 3m/s以上では圧力損失が高くなりますが、高くても問題なければ使用できます。 しかし、流速が5m/s以上になりますと捕集したミストが回収されずに再飛散します。

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ワイヤーメッシュデミスターとの違いは何ですか?(1)

  • ワイヤーメッシュデミスター(厚み:150mm)を太陽にかざしてみると、かなり光を通すが、 キムレデミスター(37/97,37/94,16/96,8/96,4/96、各1枚使用して重ねる)はほとんど光を通さない。
    それだけに、ミストが衝突しやすい状態であると言える。かつ空間率が高い(94〜97%)ため、 圧力損失は低く、高捕集効率と低圧損という理想形を追求できる。

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ワイヤーメッシュデミスターとの違いは何ですか?(2)

  • フィラメントに衝突したミストを断面で見ると、V字型に配列した三次元構造フィラメントを通る間、 つまりガスの勢いで小さいミストがガス下流速側にデミスター上を流される間に、 小さいミスト同士が集まる構造がキムレデミスターは非常に優れています。

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ワイヤーメッシュデミスターとの違いは何ですか?(3)

  • ワイヤーメッシュデミスターはある厚み(100mmとか150mmとか)単一構造(フィラメント線径や空間率等が同じ)しているが、キムレデミスターは全部で9種類ある。 それによって排ガス中にダストがある用途でのデミスターとしても、ガス上流側にフィラメント線径の大きいものを使用するなど、何通りもの組合せが可能なのが特徴で、 ワイヤーメッシュと比較して圧力損失上昇が低く、かつ捕集効率を高くすることを可能とした。 (硫酸メーカーに入れたキムレデミスター運転結果例がその典型)

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ワイヤーメッシュデミスターとの違いは何ですか?(4)

  • ワイヤーメッシュデミスターが金属製の場合、キムレデミスターと比較して非常に重量があり、塔からの出し入れが大変。また塔径が大きい場合、ワイヤーメッシュデミスターは分割構造で、分割面のシール対応していないため、そこからミスト飛散する。
    (1)腐食の問題がある。キムレデミスターは最高グレードでPFA材質があり、耐食可能。 (2)キムレデミスターは樹脂製で非常に軽量で、塔径に合わせて加工可能で、分割数を最少にできる。1枚、1枚、キムレデミスターを丸めて、メンテナンスホールより入れて、塔内で広げて、設置することがお勧めです。
    もちろんエッジシール材でエッジシールすることでミスのトショートパスも防げる。

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エッジシール材について教えて下さい。

  • エッジシール材は塔とデミスターのすき間を埋めて、ミストがショートパスするのを防ぐために使用します。 エッジシール材は8/96を使用します。(塔径が大きい場合や、8/96でシールが出来なかった場合は、16/96や8/96の2枚重ねで対応する。)

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キムレデミスターがダストで閉塞した場合の対応は?

  • ダストの付着程度で洗浄の仕方を教えます。付着程度が軽い場合、キムレデミスター(ある枚数重ねた状態のまま)に高圧水洗浄します。 付着程度が重い場合、キムレデミスターをばらして、1枚、1枚、水洗浄します。

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キムレデミスターのスプレー洗浄対応は?

  • 既存設備にキムレデミスターを設置した場合、スプレー洗浄がついているケースはまれだと思われる。 客先がキムレデミスターを取り出して、洗浄する頻度が許容してもらえない場合は、スプレー洗浄システムを取り付ける。 ミストセパレーターを新設する場合、客先仕様でダストがないという場合でも、スプレー洗浄システムは取り付けた方がよい。 (過去、何度かダストトラブルを起こしましたが、客先がスプレーシステムを外してくれといった場合もクレームにはならなかった。)

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縦型セパレーター(スクラバー)でのフラッディング回避対策は?

  • キムレデミスターに5〜10℃の傾斜をつけることによって、捕集ミストドレンの排出がよくなり、フラッディング回避できる。 (傾斜とフラッディング量の相関関係は不明です。)

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SUSワイヤーメッシュと比べて捕集効率は、どれ位良いのですか?

  • (1)ワイヤーメッシュは、一般的に3ミクロン除去が限界です。
    (2)KIMREは、2ミクロン-99%以上除去できます。
    (3)オイルミスト白煙は、1ミクロン前後又はそれ以下なので通常のエルミネーターでは除去出来ませんが、KIMREは、型番4/96を20枚以上重ねて消煙した実績を持っております。

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圧損は?

  • (1)KIMREは、9種類の型番を組み合わせて除去目的の機能を発揮させます。
    (2)これらの組み合わせで通常、エルミネーターの厚みは、120〜130mmです。
    (3)圧損は、ガス流速によって変わりますが、2.5m/secで35mmAq前後です。

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目詰まりは、しないのですか?

  • (1)ミスト(液滴)であればドレン化しますので、目詰まりはしません。
    (2)乾燥すればスケーリングするスラリーや粉塵類が来れば、閉塞します。
    (3)この場合は、常時スプレー洗浄してエルミネーターを洗浄します。
    (4)洗浄水は、循環使用するので排水を減らす方向で設計します。

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耐熱性はありますか?

  • (1)充填材の種類は、5種類あります。
    (2)PPに耐熱温度は、連続85℃です。
    (3)耐食性に問題なければPPを推薦します。

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ミストと粉塵が、含まれているのですが?

  • (1)ミストと粉塵は同時に除去します。
    (2)従って、粉塵が混入する場合は、充填材に常時スプレーし洗浄しながら除去します。

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ガス温度低下による凝縮ミストを、取りたいのですが?

  • (1)KIMREの最も得意とする分野です。
    (2)凝縮ミストは、液滴径が大きくなっていますので設計により99%除去も可能です。

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タテ型のスクラバー用充填材に使えますか?

  • (1)使用可能ですが、あまり推薦できません。
    (2)ミスト除去では高性能を発揮しますが、厚みを持たせて大量の吸収液を循環使用する場合は、圧損が高くなります。
    (3)ラシヒリングやテラレットに比べてコスト高になります。

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